2016年3月4日金曜日

ヴィクトリア朝的アイテム

今回はシナリオに出すことで探索やRPの助けになるアイテムを紹介しようかと思います。KPはこれらを登場させることでヴィクトリア朝の雰囲気を醸し出しやすくなるのではないでしょうか。手始めに二つほど紹介して、思いつき次第また記事にしていきたいと思います。

〇バーク貴族年鑑(Burke's Peerage)
1826年に出版された分厚い年鑑には英国の名士たちがずらりと並んでいます。アルファベット順に貴族、準貴族、紳士が網羅され、家柄や爵位、称号を調べることができます。上流階級に属する人々には必携の書といったところでしょうか。似たような本としてデブレット貴族年鑑やゴータ貴族年鑑があります。デブレット貴族年鑑はシャーロック・ホームズが参照している本でもあります。またゴーダ貴族年鑑はヨーロッパの王族と上級貴族がまとめられています。これらはシナリオで上流社会の人物が出たときに利用しやすい情報源の一つでしょう。

バーク貴族年鑑


〇スキットル(skittles)
アルコール度数の高いウイスキーなどの蒸留酒を入れておくための金属製の水筒です。ヴィクトリア朝では銀製やピューター製のものが用いられていました。もちろん銀製は効果で裕福な人物でなければ手に入れることはできないでしょう。ピューターは柔らかいため尻ポケットに入れた際つぶれてしまう粗悪品などもありました。尻ポケットに入れておくことからHip flaskとも呼ばれます。ちなみに女性はペチコートやガーターに収納していたそうです。小説でよく見かける気付けとしてブランデーを飲ませるという行為がどこにいてもできます。SAN値減少の際などにRPとして利用してみてはいかがでしょうか。
精巧な細工の為された銀製のスキットル
ヴィクトリア朝ではこのような丸型も使用された。



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